ベトナム、暗号資産規制整備で世界に影響を与える可能性

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ベトナム、暗号資産規制整備で世界に影響を与える可能性

はじめに

こんにちは!TAROブログです!ベトナム政府が暗号資産(仮想通貨)市場の規制整備を本格化させています。ファム・ミン・チン首相は3月末までに法的枠組みの策定を指示し、6月には試験運用制度の完了を目指しています。この動きは、ベトナムの経済成長戦略の一環であり、世界の暗号資産市場にも大きな影響を与える可能性があります。

ベトナムの暗号資産市場の現状

現在、ベトナムでは暗号資産に関する具体的な法律が存在せず、多くの企業がシンガポールや米国で登録したのちにベトナムで事業を展開しています。このため、政府は税収の喪失や適切な規制監督ができないという問題に直面しています。

世界の暗号資産市場におけるベトナムの立ち位置

ベトナムは、ブロックチェーン分析会社チェイナリシスの2024年グローバル暗号資産採用指数で世界5位にランクインしています。国内には約2,000万人の暗号資産保有者がおり、暗号資産市場への資金流入は1,200億ドル(約17兆8,700億円)に達しているとされています。

規制整備の影響と期待

ベトナム政府は、暗号資産取引に証券取引と同様の0.1%の税金を課すことで、年間8億ドル(約1,190億円)の税収を確保できると見込んでいます。これにより、市場の透明性が向上し、投資家保護が強化されることが期待されています。

まとめ

ベトナムが暗号資産市場の規制整備を進めることで、国内市場だけでなく、世界の暗号資産市場にも大きな影響を与える可能性があります。今後の動向に注目しながら、適切な投資判断を行うことが重要です。